非量産品

カスタム品

技術&部品


 世の中にこれまでなかったものを顧客様が設計し、設計されたものを図面として当社にいただいたのち、それを具体的なかたちに作り上げていきます。 カスタム品を担当する非量産製造部では、高度な技能を持つ技能者が汎用機、NC旋盤、マシニングセンタといった高精度な機械を適宜使い、価値ある新しい創造を行っています。 私どもは、最新の技術を常に導入しながら、それをいかに効率よく使いこなすか、その鍵を握るのが、“職人技”と考えております。ここに、当社が今後の展望として考えております「カスタマーズコンセプトをプロデュースするアミューズメント工場」の原型があります。

 工学技術の粋を集めた航空機や宇宙ロケットのなかに、高い精度と複雑な形状を持つ当社の精密部品が使用されています。 こうした部品には、マイナス数百度から千数百度までの激しい温度変化や、軽量化のために極限まで薄くしたにもかかわらず時速300キロの高速で走行するなどの過酷な条件に耐えなければなりません。

 そのため、これらの部品の材質は、時にはインコネルなどの耐熱鋼であったり、またある時にはチタン、マグネシウムなどの軽金属であったりします。

 当社では、このようなあらゆる材質に対して、鋳造品、鍛造品の型モノや、角材からの削り出し品に対して、創業以来培って来た技能と最新鋭の技術をもって対応いたします。

生産現場


現在は、CNC旋盤、マシニングセンタなどのNC制御された工作機械が主流となっています。当社にも、5軸制御マシニングセンタ、NC旋盤でもチャック径1mの立型NC旋盤もあります。  しかし、基本は普通旋盤です。この普通旋盤を使いこなせる技能があってこそ、最新の技術を使いこなせるのです。

自社製品


当社では、精密加工技術を基にガスタービン向けの燃料ノズル「圧力スワール燃料ノズル SPN85Hシリーズ」を開発しました。 耐熱性重視の設計により燃料試験及びガスタービン実機への搭載が可能です。レーザーCT噴霧構造解析器による微粒化特性、噴霧パターンのデータを完備しています。用途に合わせた形状に変更可能です。
この製品は(独)宇宙航空研究開発機構の特許および(独)科学技術振興機構の研究成果最適移転事業・成果育成プログラムB(独創モデル化)の成果を基に開発しました。